狭いウサギ小屋の殺し合い【生物の話】

4.0
書籍レビュー
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目次

小学校のウサギ小屋

少し前小学校からの知り合いと話をしているときに思ったことです。

 

小学校の頃、ウサギ小屋が学校にあったという方は多いのではないでしょうか…?

 

僕の学年が飼育を担当した年、突然何匹も死んでしまう事件が起きたことがありました。

知り合いの人の時も起きたようです。首が食いちぎられていたと言っていました。

 

当時は愛情不足やら食糧不足やら言われてしましたが、今となっては違うような気がします。

こう言った事象は科学的に追求しないとダメですね!

 

狭くて集団で暮らすにはスペースが小さ過ぎたのではないかと今となっては思います。

狭い空間に詰め込み過ぎて菌が増殖したのかもしれません。

かかりつけの獣医とか居たのかな?

 

学校の先生も調べてくれたらいいのに…

今はもうウサギは手放し飼っていないようなので一安心なのですが、

凄くポンポン赤ちゃんが産まれていました。

アレって飼育の手続きとかあるんですかね?

 

犬や猫意外なところだと亀も申告の対象のようですが…ウサギはどうなんでしょう…

 

昔、フクロウを飼いたかった時期があって調べた事があるのですが鳥は申告の対象外のようです。

 

流石に学校で飼っていたので書類上の管理はしてあると思いますが、心配なところです。

 

生物は皆、”集団のために個体を犠牲にする”

僕が読んだ本には種として生き残るために個を犠牲にする性質が動物にはあるということを知りました。

 

当然といえば当然なのですが、
1匹生き残っても繁殖できなければ意味がありません。
なので、生物には全体が生き残るように本能としてプログラムされているようです。
先ほど例に挙げた小学校のウサギ小屋でも同じような事が起きていたとしたら悲しい事ですね。(小学生にはどうしようもない事でした…)

レビュー

この本には誕生して間もない生物(まだ単細胞の段階)から始まり、いかに生物が進化し成長してきたかが書かれていました。
一章では生物の定義、DNAや細胞膜、タンパク質という最小限の材料の中で
なぜ進化が起こるのかが語られていました。
ざっくり説明しますと、
RNAという自己複製を繰り返すだけのモノが細胞膜を獲得し、細胞膜の中で複製に必要なタンパク質を貯め、より自己複製をし易い環境を作る過程が詳しく語られてしました。
コレは今世界中で問題になっている新型コロナウイルスにも通じる部分だと思います。
(ウイルスと単細胞生物では構造が異なりますが…)
突然変異し形を変えた個体が変異前の個体より自己複製を繰り返す事が上手い場合、突然変異した細胞がたくさん増えて生存競争に敗れた種は淘汰され生存競争で争いながら進化していったようですね!
時代が進むにつれて複数の細胞が協力して作業を分担するようになり、多細胞生物が生まれます。
そんで今回の本題のウサギ同士の殺し合いに通ずる話に発展します。
種類こそ違いますが、今回に似た例が(極端にはなりますが…)アリです。
アリは女王アリと働きアリに分類されますが、女王アリと働きアリに共にメスらしいです。
僕は初めて知ったのですが、働きアリも一応子供を産む能力が残っているようです。
ですがその能力は女王アリが生存しているうちは抑制されていて、女王アリは繁殖という役割に専念出来る仕組みになっているそうです!
(ソレはソレで辛そうですが…)
働きアリは女王アリが繁殖活動をできるように餌を集めます。
つまり働きアリは犠牲になりますが、そのコロニーのアリの子孫は女王アリが産むので働きアリは自分が産まなくても種を残せるんですね。
(ちなみに蟻と蜂はよく似ていますが違いは羽の有無と言えるほどに似ているとか…)
人間でいえば生殖器に当たる活動を女王アリが、心臓や胃、血管の活動を働きアリが担当しているんですね。

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大袈裟な話になりましたが、要約すると

小学校のウサギ小屋では種として生き残れば集団で生きていけるので同族間で間引きのような行為が行われたのではないかと推測できるわけです。(人間でも起こり得る話です!また機会があればブログで書きます)

 

動物を飼う時はそういった事も踏まえて慎重に買わなければいけませんね。

 

命有るものを育てる時はそういった責任が伴います。勝手な憶測で終わらせず、飼っている動物が幸せに暮らせるようにしましょう。

学校の先生であれば、なお気付いて欲しかった…今は育てていないようなので安心です…

 

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コメント

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